落ちる真鯛

トーク

昨年のこと。

堤防にタモを持って行っていなかったのが問題。

妻(この人は確実にわたしより釣りが上手)が50センチ程度の真鯛をフック。

『真鯛です! しかし、タモがないです。』

近づいてみると、かなり大きいが、抜きあげられるかもしれない・・

と、勝手に思う私。

取り込みの時はわたしに代わることが多い。

ここでも、自信ありげに交代。

遠くで、タモ貸してあげるよ・・と、小さく聞こえたような・・。

しかし、抜けると思う・・・と、勝手な解釈が・・、

そのまま実行へと移る。

シーバスロッド、ラテオ86。

PE 0.8号。

思い切りロッドを上げた。

真鯛が目の前に・・現れる。

で、デカイっ!! 

堤防が高くて40数センチ程度にしか感じなかったが、

ピシーーーーーーッ・・・パチーーッ!!!!

き・れ・た・・・・・・ぁぁぁっ・・・。

目の前の真鯛が、スーーーーッ・・と落ちてゆく。

ドッボーーーン、バッシャーーーツ!!!

ある意味すごく綺麗な音が一面に響く。

PEはガイドとの摩擦熱で切れたようだ。

その数日後、妻は同じようなサイズの真鯛を釣り上げた。

その時、わたしはタモ入れをした。